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東京電力パワーグリット

騒音対策には軽量で設置が簡単な防音パネルが便利

野外で小型発電機や切削機・切断機・グラインダーなどを使用する場合、騒音が出て周辺の方に不快な思いをさせたり、健康を害する心配があります。

室内での作業でも音が大きいと騒音性難聴の原因となったり、精神的に負担が強くなったりと困った問題を引き起こします。
騒音を発生させる作業をする際には、防音パネルの使用が有効です。

防音パネルとは吸音性に優れた素材を使い、騒音を外部にシャットアウトする働きがあるパネルのことです。
いざ防音パネルを導入しようと思っても、さまざまな種類があるので迷うかもしれません。

この記事では作業時の騒音対策に有効な、防音パネルについて詳しく紹介していきます。

作業現場
※イメージ

1.防音パネルとは?

防音パネルは、騒音をだすことが多い場所に設置することで防音効果を期待できるものです。
防音シートもありますが、シートタイプより防音効果が高く、建物や壁など種類を選ばずに簡単に取り付けられるのが特徴です。

軽量で丈夫なので、様々な場所へ簡単に設置できます。
騒音の発生源を囲ったり仕切ったりするだけで驚くほど騒音を軽減することができます。

素材には、遮音シートやゴム・グラスウール吸音材などが使用されています。
防音効果を高めるために、さまざまな素材を組み合わせて作ったパネルをクロスで仕上げられています。

壁そのものに防音効果を施すことも可能ですが、防音壁は高額です。
防音パネルは防音壁と比較すると価格も低額で、使い道もさまざまあるので便利です。室内以外にも室外用もあり、騒音が出やすい現場などで多く活用されています。

防音パネル
※ 防音パネル(イメージ)

2.防音パネルのメリット・デメリット

とても便利な防音パネルですが、他にどんなメリットがあるのでしょうか?
また、意外なデメリットについてまとめました。

2-1 . メリット

防音パネルのメリットは最初から作られているパネルを貼り付けるだけなので、組立や移動が非常に簡単な点があります。
そのため、組立のための人件費がその分かからないのも良いところです。

組立や移設に手間がかかるものの場合、それだけ人数を増やさなければなりません。
しかし、防音パネルであれば人数を割く必要がなく、大きさによっては自分で取り付けることも可能です。

2-2. デメリット

やはり耐久性が高い良い素材を使っている製品ですと、少しコストがかかります。
購入費用を節約しようと安価な製品を購入してしまうと、思ったような防音効果が得られなかったり、短期間で買い換える必要性が出てきたりするので注意が必要です。

また、万が一火災が起きて防音パネルが燃えると、有毒ガスや塵が発生して人体に影響が出ることもあります。
塵が発生した際には肌がチクチクするような症状が出ることもあるので、取り扱いには注意をしましょう。

さらに、防音パネルは騒音元を換気のために完全に密封はしないので、屋内での使用する場合、屋外に比べ天井等の反射物によって効果は低下する傾向にあります。

3.おすすめの防音パネルは?

防音パネルにはどのような種類があるのでしょうか?
種類と用途ごとにまとめてみました。

3-1. 家庭用フェルトボード

フェルト素材でできた厚さ8mm〜10mm程の吸音ボードです。
100%ポリエステルを高圧縮加工により防音性を高め、板状にした硬質吸音フェルトボードです。

騒音が気になる場所の壁などに、両面テープや虫ピンなどで簡単に取り付けられます。
1枚は幅が80㎝、縦が60㎝程ですが、何枚も組み合わせることで、壁一面に防音対策をすることが可能です。

マンションやアパートなどで、近隣への騒音が気になる方へおすすめです。
また、好みでカラーが選べますので、インテリアとしても部屋の雰囲気を変えるのにおすすめです。

3-2.工場、工事現場用スタンダードタイプ

電動式のコンプレッサーや真空ポンプ、ディスクグラインダーなどの音対策に使いたい場合はスタンダードタイプがおすすめです。
吸音主体の軽量タイプで工事場や室内の音響改善に適しています。

発電機
※ 発電機(イメージ)

3-3. 工場、工事現場用ハイスペックタイプ

吸音材を2倍にしたハイスペックタイプも人気です。
外部への騒音対策に適しています。

3-4. 工場、工事現場用耐熱タイプ

エンジンがあることで熱が気になる小型発電機などに使う防音パネルは、耐熱仕様のものを使用すると良いでしょう。

最も熱の放出が高い面のパネルを耐熱仕様にすることで、より安心して作業ができます。

また、耐熱仕様の場合は排気面もあるので、耐熱仕様パネルを排気面がある側にも設置します。

3-5. 工場、工事現場用大型防音パネル

斫り(はつり)作業(※1) ・高さがあるような機器・機械などの騒音対策をしたい場合は、大型防音パネルを使用するのがおすすめです。

防音パネルを選ぶ場合、組立が簡単なジョイント式が便利です。

たとえば、囲むだけであれば4枚あればできますが、さらに枚数を増やして6枚・8枚にすることも可能です。

また、設置したい場所・ものなどによって長方形にしたり、六角形にしたりもできます。

(※1) 工事現場などでコンクリート製品を削る、切る、壊す、穴を開ける、などの作業全般のこと。

4.実際に防音パネルを導入した事例

防音パネル導入した方の感想や事例をお伝えいたします。

4-1. 近隣に騒音で迷惑をかけないように導入したケース

30代 イベント企画会社 男性

イベントの際、屋外で小型発電機を使用することが多いのですが、発電機の音がとても大きく困っていました。
小型とはいえ、稼働している音が地面や空間を通して響き、苦情が入ることもありました。

どうしたらいいか悩んでいた時、ネット検索で防音パネルというものがあるのを知り、すぐに注文してみました。小型発電機の周りを防音パネルで囲んだところ、騒音が驚くほど小さくなり、作業中も気にならない程度になりました。

ストレスを感じずに使うことができ、とても助かっています。

防音パネルの囲み方事例
※ 防音パネルの囲み方事例(イメージ)

4-2. 工場内での切削機、切断機、グラインダーなどの音を抑えたい

40代 現場責任者 男性

密室での騒音は人の声が聞こえなくなり、作業の合図、声かけなどの連携が取れず、業務に支障をきたします。
周囲の者へもかなり不快感を与えてしまうため、精神的に負担が増え、作業がスムーズにいかなくなります。
そして騒音性難聴も予防しなければならない、との思いから、東電物流株式会社さんの

「防音パネルテクセルSAINT FXシリーズ」を導入しました。

4枚のパネルと組み合わせるだけで簡単に騒音の発生元を囲むことができ、簡単に使うことができました。
軽くて思ったより薄いパネルで四方を囲むだけで騒音が20デシベルも減少したのが驚きました。

騒音が抑えられて、工場内の作業が苦痛ではなくなり、仕事がさらに捗るようになりました。
防音パネルをこれからも活用していきたいと思います。

防音パネル
テクセルSAINT FXシリーズ

防音パネルテクセル
※テクセル導入事例 (イメージ)

5.防音パネルテクセルSAINT FXシリーズの特徴

5-1. 高い吸音効果

セイントは、芯材であるTECCELL(テクセル)の表面に微細な開孔を設けることで、ヘルムホルツ共鳴による吸音効果が生じます。

さらにはこのセイントと遮音シートとの組み合わせによって、軽量でありながら優れた遮音性能も発揮することができる防音パネルです。

5-2. 驚くほどの軽量

一般的に遮音効果は質量に依存することから重い素材が使用されているため、従来の防音対策は施工に時間もコストも要していました。

セイントは軽量であるため、基礎工事も省け、少ない人数で早く容易に施工することができ、トータルコストを削減することが可能です。

近年の少子高齢化、労働人口不足といった社会問題への対策にも有効であり、また、騒音作業に従事する労働者の騒音障害を防止する労働安全衛生法に基づく騒音障害防止対策や、オフィス内での情報漏えいといった職場環境改善にも有効な、省施工型の防音パネルです。

テクセルの特徴
テクセル特徴

テクセル製防音パネル SAINT(セイント)

6.高い防音効果と組立の簡単さが魅力の防音パネル

防音パネルは大きさによって価格に幅がありますが、軽量で持ち運びしやすく、組立も簡単です。
パネルを納品前に仮組立してもらうことも可能なので、現場で時間の短縮もできます。

防音パネルはスタンダードタイプや大型タイプのほかにも、耐熱仕様になっているものがあるので、発電機の周囲を囲みたい場合などにも有効です。

用途に合わせて最適なものを選択し、現場の騒音を抑えて快適な作業空間を維持しましょう。