工事現場の防犯対策 2 建設現場に防犯カメラを設置して安全で精度の高い仕事をしよう!
前回は工事現場の防犯対策1 として、工事現場での盗難などの犯罪被害についてお伝えさせていただきました。
工事現場の防犯対策 1 コロナウイルス影響の資材不足で盗難リスクが高まっています!
建設現場や工事現場では、盗難や不法侵入などの被害に遭うことがあります。
防犯カメラを設置して対策をしたいと考えている人も多いでしょう。
建設現場に防犯カメラを設置することで、盗難の対策になる上に、今まで以上に精度の高い仕事ができるようになるなど、さまざまなメリットがあります。
この記事では、防犯カメラの必要性や設置するメリット、デメリット、建設現場や工事現場ではどのような防犯カメラが適しているのかを詳しく解説していきます。
1. 防犯カメラを設置する現場が増えてきている
実際に工事現場では、センサー付きの防犯カメラの設置をするケースが増えてきています。
犯人はできるだけリスクをかけずに盗難を実行しようとしているため、顔が映る可能性のある防犯カメラを嫌がる傾向にあります。
万が一盗難されたときに犯人を特定しやすくなるだけでなく、抑止力としても期待できるでしょう。
工期や工事の規模によっては、防犯システムにかける予算があまりないケースもあるでしょうが、防犯カメラならレンタルができる点もメリットです。
レンタルなら必要な期間だけ契約できるので無駄な費用を支払わず、現場の状況に応じて利用が可能です。
記録媒体の容量を気にする人は、クラウド型というインターネット上に録画していく機能を持ったものを利用するとよいでしょう。
記録媒体の容量がなくなって肝心の盗難されたシーンを撮り逃す心配もいらなくなります。
防犯カメラと一口にいっても、いろいろな機能を持った機種があるので、自社の状況に合ったものを選ぶことが重要です。
※イメージ
2. 作業確認に防犯カメラがあると便利
防犯カメラの設置は、日々の作業にも有効活用することが可能です。
2-1. ミスの防止
建設作業でのミスは、場合によっては人の命にかかわることもあるため、十分な注意が必要です。
現場監督はミスを防止するために、さまざまなところに気を配らなければなりませんが、人の目で建設現場全体をチェックするには限界があります。
防犯カメラを設置することで、より広い視点から建設現場を監視することが可能になるため、ミスの防止につなげることができます。
2-2. 事故の防止
建設現場では、人為的なミスでなくても、安全面の管理が甘かったり、鉄骨が落下したりするなどして死亡事故につながってしまう危険性があるので注意しましょう。
防犯カメラの映像は、パソコンやスマートフォンで見ることができるため、監視する人が現場にいなくても事故が起こりそうな場所を察知しやすくなります。
2-3. 作業員の怠慢がないか
どのような仕事でも同じことがいえますが、作業を行う従業員の怠慢があるとミスや事故につながります。
特に建設作業では、配管ミスや施工ミスによって大きな損害賠償を支払わなければならない場合があります。何年も前に遡って責任を追及されるので、その場しのぎで対処すると逆に立場が悪くなります。
防犯カメラを設置することで、作業中の従業員に怠慢がないかどうかをチェックし、ミスや事故を減らすことが可能です。
3. 防犯カメラを建設現場や工事現場に設置するメリット
建設資材の中には、高額なものもたくさんあるため、盗難や放火の被害に遭うと、企業にとって大きな損失になってしまいます。
防犯カメラを建設現場や工事現場に設置する一番のメリットといえるのは、盗難や放火による損失を減らすことができることでしょう。
もしも、盗難や放火をされた場合には、残された映像から犯人を特定しやすいというメリットもあります。
建設現場に防犯カメラを設置することで、今まで以上に質の高いサービスをお客さまに提供できる可能性が高くなるでしょう。
先ほども触れましたが、人の目が届かない場所も監視することが可能になるため、ミスを未然に防いだり、事故につながる危険な場所を察知することができたりします。
作業中にミスや事故があると、お客さまからクレームをいわれたり、損害賠償を請求されたりするだけでなく、会社の評価も下がってしまいます。自社サービスの質を上げるために、防犯カメラを設置するのは効果的といえるでしょう。
建設現場の安全を守るために、警備員を雇っている会社もあります。
警備員を雇うとなると、それなりの人件費がかかりますが、必要な期間だけ防犯カメラをレンタルできるサービスを利用すれば、コストを下げることが可能です。
1カ月間フルで警備員を雇うとなると、数十万円の人件費がかかりますが、レンタルの防犯カメラは数万円で利用することができます。
4. 防犯カメラを建設現場や工事現場に設置するデメリット
防犯カメラを建設現場や工事現場に設置することで、中には落ち着いて業務ができないという従業員がいるかもしれません。
監視する側としては、防犯カメラがあることで怠慢がないかといったことをチェックできますが、従業員側としては常に見られているという状況になるため、作業がしにくくなる可能性があります。
そのような場合は、作業員がのびのび仕事ができるように、監視できる人を限定するなどの工夫をしましょう。
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5. 建設現場や工事現場に適している防犯カメラ
防犯カメラを利用するのは建設作業中だけなので、必要な期間のみ使用できるものが適しています。1カ月単位などの一定期間でレンタルサービスをしている企業もあるので、それらを利用するのがよいでしょう。
また、広範囲を監視できるように高い場所に設置できることも重要です。
建設現場や工事現場では、盗難や火災、不法侵入などの被害に遭うケースがあるため、犯人を特定できるように録画機能がついている防犯カメラが適しています。
建設現場や工事現場では、特に夜間などの人が少ない時間帯に被害に遭うケースが多いため、証拠映像があると犯人を捜しやすくなります。
夜間だけでなく、日中も盗難などの被害に遭う可能性もあるので、24時間録画することができる防犯カメラを選ぶのがよいでしょう。
作業中の監視もできるように、リアルタイムで映像を見ることができる防犯カメラを選ぶことも大切なポイントです。
リアルタイムで映像を見ることで、従業員の動きや危険な場所を察知できるなど、日常の作業にも有効活用できます。
パソコンだけでなく、スマートフォンからでもリアルタイム映像を見ることができる防犯カメラを選ぶことで、監視担当がその場にいなくても現場の様子を確認することが可能です。
6. 建設現場や工事現場で防犯カメラを有効活用しよう!
建設現場では、盗難や放火といった被害に遭うことがあります。
また、鉄骨の落下や作業中のミスで大きな事故になってしまったりするケースもあります。
建設現場に防犯カメラを設置することで、盗難や放火を起こされにくい環境にすることができ、もし犯罪が起きた際に犯人の証拠映像が残っていれば捜査しやすくなるでしょう。
また、広範囲の監視ができることから、問題点を見つけたり、仕事の効率をアップさせたりなど、作業にも有効活用できます。
レンタル可能な防犯カメラサービスは、建設現場に向いているので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
次回はオススメの防犯カメラについてお伝えいたします。